野田佳彦登場

今日(6月9日)午前、日本外国特派員協会の記者会見に現れた立憲民主党の野田佳彦代表。

筆者撮影

話の内容は今夏の参議院選挙だった。立憲民主党が選挙で自民党を負かしたいという強い思いがあることはわかるが、特派員協会にきてドメスティックな話題に終始するところに野田氏の矮小さを感じざるを得ない。

こうした場であれば、選挙前であっても自分の世界観を外国メディアに語ることで評価があがるかと思うが、目先の票集めが気なってしかたがないといった言説で、落胆してしまう。目先のことだけにとらわれて、全体像が抜け落ちている。

「ポイントは32ある一人区。ここではなかなか野党が勝てない。 前回は青森と長野だけ 。だから一人区では他党と一本化するという方針」

元首相だけあって、多くの問題に精通してはいるが、それが圧倒的な支持につながらないのは、彼の外見が見劣りするだけでなく、すべてを包み込むような愛が伝わってこないからなのではないだろうかと感じた。

ミッション:インポッシブル 

トム・クルーズ主演の最新映画『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』を観てきた。映画館に足を運んで映画を観るのは実に久しぶりである。今回のバージョンは5月23日に日米同時公開になったもので、観る前から久しぶりに胸の奥がワクワクして落ち着かなかった。

場内は満席で、3時間近い映画だったが、終わるまでゆっくり瞬きをする暇もないと言えるほど次から次へと見逃せないシーンがつづき、久しぶりに「映画を観て興奮した」と人に伝えられる作品だったかと思う。シリーズものの映画で、しかも主演がトム・クルーズなので、彼が躍動することは最初からわかっていたし、主人公が死ぬことはないので、最後まで安心して観ていられた。

それでも、飛行機にぶら下がるシーンなどは「本当にスタントマンを使っていないのか?」と思えるほどハラハラさせられた。クルーズが飛行機を操縦するシーンもでてくるが、さすがにこれは特撮のようで、いくら彼が果敢に何にでも挑戦する俳優であっても、すぐに飛行機を操縦することはできなかったのだろう。

それでも映画としては「A」評価の出来だったと思う。

Gigil

昨日、ネットで英文記事を読んでいるときにgigilという単語が目に入った。「gigil cat」と使われていたので、たぶんカワイイといった意味なのだろうと思ったが、これまで出会った記憶がない単語だった。

そこで調べると、もともとフィリピンのタガログ語で、英語としても使われるようになり、今年3月にオックスフォード英語辞典に登録されたとでていた。「あまりの可愛らしさ」という意味で、英単語にはないほどの強い意味合いがあると記されていた。

単語をそのまま読むと「ギギル」だが、実際にネット上で音声を聴くと、「ギーギル」である。これから日本でも女子高生たちがカワイイものを見たときに「ギーギル!」と言うようになるだろうか?

長嶋さん、さようなら

ご多分にもれず、私も長嶋茂雄氏の大ファンだった。小・中時代には巨人戦の「ナイター」をよく観たし、ジャイアンツが負けても長嶋氏が3打数2安打であれば嬉しかった。小さい頃、銭湯に通う時期があり、その時下駄箱の番号はいつも「3」を求めたが、ほとんどの場合、先に取られていた。みな同じことを考えていたのだ。

三振をしても、その空振りのシーンに心を揺さぶられた。そこからは熱いものが伝わってきていて、バットがボールに当たらなくとも力いっぱい振ることの大切さ、失敗しても何事も全力でやることの肝要さを教えられた気がする。何度か家族で後楽園球場(東京ドームの前身)に巨人戦を観に行ったときに、実際の長嶋氏を遠目で観たことがあるだけで、お目にかかったことはなかったが、ずっとファンだった。

いつかはこういう日が来ることはわかっていたが、やはり「長嶋茂雄死亡」というニュースは悲しい。ご冥福をお祈りいたします。

米国でもっとも稼ぐCEO

240億円!

米国でもっとも稼ぐ企業人の年収である。正確には1億6500万ドル(約239億5832万円)で、アクソン・エンタープライズという電気兵器類やソフトウェア・センサーシステムを開発・製造・販売する企業の共同創業者兼CEO 、リック・スミス氏の1年分の稼ぎである。

昨年度、 S&P500上場企業 の中で1億ドル以上の年俸を受け取ったのはスミス氏一人だけだった。

これだけの金額を受け取れたのは、株式補償プログラムという特別のシステムがあったせいもある。役員が今後7年間、給与の一部や全てを株式に転換できる選択権が付与されており、成果を出せば報酬が数倍増えると言われている。さらに同社の株価が過去1年で170%も急騰したことも大きい。

米国のCEOの報酬額が増えているのは最近のトレンドで、この傾向は企業の業績や役割の複雑さ、競争の激しい業界における優秀な人材の需要の高さなど、いくつかの要因が合わさった結果である。アクソン・エンタープライズの場合、スミス氏のリーダーシップのもとで、製品の成功と会社の戦略的方向性が、この報酬増のベースになっている。