夏バラ


薔薇は4月から6月、秋は10月から11月にかけて咲くものだが、千代田区丸の内にある三菱一号館美術館の中庭に咲いたこの一輪は 、「ワタシを観てください」といわんばかりにこの時期に咲き誇っていた。 気温30度を超えていても、「一切関係ありません」と言わんばかりに・・・。

生き残る中高年

東京商工リサーチが企業約5000社に行った調査によると、全体の64%の企業で、45歳以上の社員が半数以上をしめていることがわかった。中高年が8割以上をしめる企業も22%もあり、「ジジババ」の割合が高いことがわかる。

これは近年、日本の若者の割合が減少傾向にあって、総人口に占める割合が過去最低を更新 していることと、企業が人手不足を補うために中高年社員をいかしていこうとする姿勢が背景にある。以前は早期退職や希望退職という制度をよく耳にしたが、最近はほとんど実施されていないのが現実だ。

高年齢者雇用安定法が改正されて、70歳までの雇用確保が企業に求められているため、年配者が職を失わずに済むようになったこともある。経験と見識をいかして仕事を継続できれば、歳をとっても「戦力」として期待され、後輩を引っ張っていくことが可能だろう。

欧米には定年というものがないので、本人の判断で組織に残ったり辞めたりできるため、今後は日本でも年齢を理由に辞めなくてはいけないということが無くなるかもしれない。 ただ、老いても組織にしがみ続けていると、組織内からは「まだあの人いるよ」という陰口が囁かれることも事実。 そこは自身で引き際を判断しなくてはいけない。

イーロン・マスクの野望

米ステラ社のCEOで、億万長者のイーロン・マスク氏(54)が5日、新党「アメリカ党」を結成すると表明。トランプ大統領は「馬鹿げている」と批判したが、個人的にはマスク氏の野望を興味深く眺めている。

マスク氏は先月、アメリカには「中間層の8割を代表する政党が必要」と述べると同時に、「この国には民主党と共和党の一党独裁に代わる政党が必要」とも発言し、ビジネスの世界だけでなく政界への強い野心を示した。これまでもアメリカには多くの第3政党が登場したが、民主・共和両党を凌駕するだけの力を持ちえなかったばかりか、持続力もなかったため、政界で生き残ってこられなかった。

たとえばセオドア・ルーズベルト氏が率いた革新党は1912年の大統領選で注目を集めたし、1992年にはロス・ペロー氏が改革党を組織して旋風を巻き起こした。また消費者運動家のラルフ・ネーダー氏は緑の党から1996年だけでなく複数回、大統領選に出馬したが、いずれも民主・共和両党を席捲することはできなかった。

その一つの理由が米政治が2大政党制を基礎にした小選挙区制を敷いているため、ほとんどの選挙区において2大政党の有力な候補者に絞られてしまうことが大きい。さらにアメリカの法制度や政治慣行が2大政党制を優遇するようにできているため、結果として第3政党の候補の進出が抑制されてきた。

絶えず新しいモノを受け入れ、それを自分たちのものにしてきたアメリカではあるが、米政界のこうした古びた慣習はなかなか打破できない。そこにマスク氏は風穴を開けようとしているわけだが、同氏の最終的な夢は「大統領になること」だろうから、是非この新風がホワイトハウスに届くところを見てみたいと思う。

朝からホタテが食べたくて・・・

今日はどうしたわけか、朝からホタテが食べたくて仕方がなかった。オイスターバーというのはところどころにあるが、ホタテバーはほとんどきかない。調べると、ギンザ・シックスのなかに「エミット フィッシュバー オイスター&グリル」という店があり、そこでホタテを出していることがわかり、ランチに行ってきた。

リゾットの上にホタテとオイスターが乗っている。小さいホタテだったが、いちおう欲望は満たされた。自己満足でスミマセン!

日本のGDP:世界第5位に

日本のGDP(国内総生産)が長い間、米国についで世界第2位であったことはほとんどの方が覚えていらっしゃるかと思う。中学・高校の教科書にも世界第2位の経済大国と書かれていたし、メディアもずっとそう報道していた。

しかし2010年に中国に抜かれて第3位になり、昨年(2024年)はドイツに抜かれて第4位に転落。今年になってさらに順位を落として第5位なったとの報告がでた。

世界通貨基金(IMF)が4月に発表した報告書には、日本はインドに抜かれて「ナンバー5」と記されている(下記)。人口も減少しており、日本の経済力がジリジリと後退していっている現実がひしひしと伝わってくる。

World’s Largest Economies in 2025

The following are the world’s largest economies, as per the latest data released by the IMF World Economic Outlook as of April 2025: 

RankCountryGDP (USD)
1United States (U.S)$30.507 trillion
2China$19.231 trillion
3Germany$4.744 trillion
4 India$4.187 trillion
5Japan$4.186 trillion
6United Kingdom (U.K.)$3.839 trillion
7France$3.211 trillion
8Italy$2.422 trillion
9Canada$2.225 trillion
10Brazil$2.125 trillion