今日(6月9日)午前、日本外国特派員協会の記者会見に現れた立憲民主党の野田佳彦代表。
話の内容は今夏の参議院選挙だった。立憲民主党が選挙で自民党を負かしたいという強い思いがあることはわかるが、特派員協会にきてドメスティックな話題に終始するところに野田氏の矮小さを感じざるを得ない。
こうした場であれば、選挙前であっても自分の世界観を外国メディアに語ることで評価があがるかと思うが、目先の票集めが気なってしかたがないといった言説で、落胆してしまう。目先のことだけにとらわれて、全体像が抜け落ちている。
「ポイントは32ある一人区。ここではなかなか野党が勝てない。 前回は青森と長野だけ 。だから一人区では他党と一本化するという方針」
元首相だけあって、多くの問題に精通してはいるが、それが圧倒的な支持につながらないのは、彼の外見が見劣りするだけでなく、すべてを包み込むような愛が伝わってこないからなのではないだろうかと感じた。