Cease Fire!

パレスチナ自治区ガザで17日、市内の病院が爆破されて470人以上が亡くなった。いくら戦時下だとしても、病院を爆破させるという所業は人間としてこれ以上卑劣で陰惨な行為はないと言えるだろう。しかもイスラエル側もハマス側も関与を否定しており、戦争という状況が人をいかに狂わせるかが如実に示された。

ガザ地区にある病院なので、イスラエル側による攻撃であると考えることが妥当だろうが、公開された爆破映像を観ると、ガザの武装組織「イスラム聖戦」の誤射によるものとの見方も成り立つ。

いずれにしてもどちらかが、または両者共に正直に事態を報告していないことは明らかで、戦争という状況が人を狂わせることを如実に物語っている。すでに両サイド合わせて数千人が亡くなっており、このままイスラエルが地上軍を投入すれば死傷者は万単位になることは容易に想像がつく。

国連だけでなく、米国を中心にあらゆる国家が両サイドにまず「Cease Fire!(撃ち方やめ)」と声を大にして訴えなくてはいけない。兎にも角にも「停戦」することがファースト・ステップで、そこから条件を話し合っていけばいい。とにかく殺し合いは止めるべし!

追悼:谷村新司

谷村新司氏(74)が亡くなったというニュースが飛び込んできて、一瞬、世の中の動きが止まるかのような錯覚に陥った。

谷村氏の大ファンだったというわけではないが、彼の作った曲も彼の歌声もずっと好きだった。その中でも印象に残っているのは「遠くで汽笛を聞きながら」という1976年にリリースされた曲で、谷村氏が作詞、堀内孝雄氏が作曲をてがけており、いまでも当時の歌声が耳に残っている。私が高校3年の時である。

当時、谷村氏は文化放送「セイ!ヤング」のDJをやっており、私は受験勉強をしながらずっと彼の番組を聴いていた。彼の物腰の柔らかさとユーモアあふれる語りは魅力で、独特な「エロトーク」も楽しかった。何度も番組にハガキを送り、数回読まれたと記憶している。

その彼がもういないと思うと寂しい限りで、まだまだ人の心を震わせる曲を作れただけに大変残念である。

心よりご冥福をお祈りしたい。

イスラエル大使登場

10月13日午前11時。日本外国特派員協会の会見に現れたイスラエルの駐日ギラッド・コーヘン特命全権大使はハマスについてこう述べた。

「民主主義はテロリストを否定しなくてはいけない。我々はこの戦争に勝つだろう」

コーヘン大使(筆者撮影)

「ハマスとはいったい何か。テロリスト組織以外の何ものでもない。それが彼らのすべて。いったい誰が40人の赤ん坊の首を斬って燃やすことができるのですか。この恐怖はイスラム国よりも酷いものがある」

「こうした虐殺行為は現代の世界ではみたことがありません。相手がユダヤ人、イスラエル人だからという理由だけで殺すのです。ハマスはイランから資金援助、軍事支援を受けています」

「イスラエルは2007年にガザを離れました。無条件でガザから撤退したのです。ガザが繁栄し、我々と平和に共存できる『鍵』をパレスチナ政府に渡したのです」

「しかしハマスの行為は戦争犯罪というよりも人道に対する罪だということです。想像もつかないようなことです。ホロコーストを繰り返しているとも言えます」

そして本音をこう漏らした。

「日本にはずっとイスラエル側についていてほしい」

コーヘン大使は冒頭、「我々はこの戦争に勝つだろう」と述べたが、ハマス側もイランの支援を受けながら執拗に食い下がり、これまでのイスラエルとハマスの戦いの概念を超越しており、どこが終着点になるのか今は見えない。

熱くなりました!

アクティブAKIBAバッティングセンター | バッセンナビ
Photo courtesy of Active Akiba Batting Center

バットを振ったのは何年ぶりのことだろう。

ネットで調べものをしているときに、たまたまバッティングセンターの記述が目にとまり、急にバットが振りたくなった。仕事場と自宅に近い場所にあるバッティングセンターを調べると、秋葉原のヨドバシAkibaのビル屋上にあることがわかり、仕事帰りにいってきた。

球速を選べるので、まずは110キロを選択。ボールに目が慣れず、バットは空を切るばかり。タイミングも合わず、空振りが続く。最初の20球でヒット性の当たりは2球だけ。ほとんどが空振りで、あとはファールとぼてぼてのゴロ。

それでも「次こそは」という思いが込み上げてきて、熱くなっている自分がいるのがわかった。また行ってしまいそうである。

イスラエルの宣戦布告

私だけでなく、ほとんどの方が願うのは「殺し合いは止めてほしい」ということだろう。

イスラエルとパレスチナは宗教的、政治的な理由などから過去何十年にもわたって対立してきた。だが、どんな重要な理由があったとしても、無垢な市民を殺害していいわけがない。戦争という状況は人の意思を無視して、大量殺戮がおこなわれるところに残虐性があり、人間の醜悪さがでてしまう。

過去数日での死者数は、1973年の第4次中東戦争以来で最悪という報道もあり、両サイドはまず撃ち合いをやめなくてはいけない。だが、ネタニヤフ首相は8日、「イスラエル基本法第40条に基づく戦争状態の宣言」を発表し、50年ぶりに宣戦布告を行って全面戦争に突入した。

同地域ではこれまでも多くの衝突があったが、アメリカなどが歯止め役として一役買ってきたことで全面戦争を避けられてきた。しかし今のバイデン大統領に両サイドを説き伏せて撃ち合いを止めさせるだけの技量があるようにはみえない。むしろバイデン氏はイスラエル側について、戦争の加担者になるようにも思える。もちろん日本に仲裁役が務まるとも思えない。

「バイデンよ。眼を覚まして動いてくれ!」