宇宙葬を追う

昨日(9月8日)の朝日新聞朝刊の1面トップに「宇宙葬」についての記事がでていた。亡くなった人の遺骨は墓に入れることが一般的だが、「遺骨を宇宙に飛ばす」というアイデアを実現させようとしている日本人女性についての話だ。

樹木葬や海洋葬はあるが、宇宙葬はない。遺骨を宇宙に飛ばして旅をさせてあげるという思いがこもる。実現できれば世界初となる。このアイデアは茨城県つくば市に住む葛西智子さんという方が企画し、米電気自動車大手ステラのイーロン・マスクCEOが実現に力をかすところまできた。

マスク氏はスペースXのロケットに宇宙葬専用の人工衛星を乗せてくれる契約を結んだ。2億円相当の資金もみつけてきてくれた。そして今年4月、宇宙葬専用のロケットが打ち上げられたのだ。

人工衛星には「Magokoro」という名前がつけられ、5人の遺骨とペット5匹の遺骨が乗せられた。人工衛星はいま上空500キロから600キロをまわっている。そして5~6年ほどすると大気圏に突入して燃え尽きるという。そのため宇宙のゴミになることはない。

閃き的なアイデアが形となり、そこに協力者が現れて資金がつき、実現の運びとなった成功例である。何をやるにしても諦めてはいけないという訓えでもある。

一風堂:野菜白丸

一風堂といえば、多くの人が知るラーメン店である。博多発祥の当店はいま、東京だけで27店舗。先日、千代田区丸の内にある店で「野菜白丸(写真下)」を食べてきた。

野菜白丸

博多絹ごしとんこつと言われるスープはサラリとしながらねっとり感があり、一口飲んだだけで「幸せが訪れます」と言えるほどの旨味がある。今回は「野菜白丸」というメニューをオーダーしたので、野菜がたくさん乗っていたが、スープの中に隠れた細身の麺は「これぞまさしく一風堂」と呼べるだけのコシがあり、久しぶりに大満足のランチだった。

サユッテいます

「サユッテ」と書いても何のことかおわかりにならないだろう。サユルというのは私の造語で、漢字だと「白湯る」である。

ずいぶん前から白湯の効能は医学的にも証明されていて、1日に何度かにわけて白湯を飲むと体が暖められて血行がよくなり、老廃物が体外に排出しやすくなることが分かっている。内臓の温度もあがり、胃腸の働きがよくなって基礎代謝も上昇して痩せやすい体質を作るともいわれている。

私は数年前、たまたま白湯を飲み始めたことからほぼ習慣になり、自宅にいる時は毎日、数杯白湯を口にするようになった。飲み始めは「無色透明のモノを飲みたかった」というのが偽りのない動機である。毎日朝からコーヒーを数杯飲み、さらに食事と一緒にお茶や夜にはアルコールを飲んでいるので、シンプルなものを口にしたいという欲求が自然に湧き上がってきたのだ。

白湯が体にいいという話は漠然と脳裏にあった。だが、医師が白湯の効能を明確に説いているので、いまは積極的に飲むようにしている。

藝祭2022

9月3日午後1時から上野駅エキュートで、東京藝術大学邦楽科で尺八を専攻している学生さんによる生演奏を聴いてきた。藝大の学園祭「藝祭2022」のイベントの一つだ。

今の時代にあっても、20歳前後の男女が雅楽、しかも尺八に没頭している姿は清々しさだけでなく、「これで生きていくんだ」というとてつもない凄みを感じ、心を打たれた。

精神年齢: 29歳

ネット上で自分の精神年齢をはかるサイトがあり、さっそくやってみると出た年齢が29歳。

これは若いから嬉しいというレベルではなく、内なる自分があまりにも幼いと解釈した方がいいかもしれない。

ため息が出てしまうが、テストそのものの信憑性にも疑問符がつくので、あまり真剣に考えないようにしている。