25歳の2000億円長者

オースティン・ラッセルという人物をご存知だろうか。今月3日、25歳の若さでありながら、自らが立ち上げた企業を米ナスダック市場に上場させて、一瞬にして2000億円超の資産を手にした若者である。

宝くじが当たったような響きがあるが、ラッセル氏の場合、10代の頃から自動運転技術の開発に携わり、周囲の協力も得てルミナー・テクノロジーズという会社を設立。同社の株式が3日に公開されるやいなや、全体の35%の株式を所有していた同氏の保有資産額は2000億円を超えてしまった。

いま世界中で話題になっている自動走行車に搭載されている「LiDAR(ライダー)」と呼ばれる超精度センサーを開発した会社である。車は走りながら周囲の環境や状況を的確に把握しながら走行でき、自動運転だけでなく今後は事故も減らせると期待されている。

ラッセル氏は16歳からスタンフォード大学で物理学の研究を始めた早熟の俊才で、亡くなったアップル創業者スティーブ・ジョブズ氏にどことなく風貌が似ており、今後が楽しみである。

from Youtube