いまだ拡大の一途:新型コロナ(19)

新型コロナウイルスの新規感染者が「日本では」減少傾向にある。今日、近畿3府県の緊急事態宣言が解除された。東京を含めた5都道県も今月中に解除される見込みだ。

ただ油断は禁物だ。第二波の到来の可能性があるし、世界に眼をむけると、実は悲観的にならざるを得ない。国内ニュースを見ていると収束の流れにあるので安心しがちだが、昨日(20日)の世界での新規感染者数は過去最高を記録した。1日だけで10万6000人である。

当欄ではアメリカの感染者の話を書いてきた。すでに感染者総数は155万を超えたし、一昨日の感染者数も今でも2万人超である。日本は他国と比較すると、明らかに国民一人一人のウイルス防御の意識が高いのだろうと思う。

安倍政権に対する批判はいろいろあるが、市民レベルではマクス着用の徹底はもちろん、他者からの視線を感じることで自らを糺すという行為が無意識のうちに行われている。日本社会にあるピアプレッシャー(同調圧力)がいい方向に機能しているのだろうと思う。

ところがアメリカでは他者の目よりもあくまで自身に重点が置かれ、いまでもマスク着用は徹底されていない。トランプ大統領がマスクをしないのが好例であり、「他人がどう思おうが構わない」との意識が維持される。時にはこうした心持ちが斬新なアイデアの具現化につながったりするが、今回は「統一」が重要のはずである。

全世界の感染者数はいま500万を超えた。日本ではコロナは収まりつつあるが、世界では「まだまだこれから」であり、緊急事態宣言が解除された(される)からといって、気をゆるめるべきではない。