生まれ故郷

私は東京中野で生まれ育った。ただ最近は、東京に住んでいてもなかなか中野に行く機会がない。すでに両親は他界し、実家も処分してしまったのでなおさらだ。だが今日、戸籍謄本を入手するために、久しぶりに中野区役所に出向いた。

帰りにJR中野駅から北に伸びるブロードウェイというアーケードを歩いた。私が小学生の頃にできたショッピングモールで、今でもかなりの賑わいがある。

ただ50年も経つと、8割ほどの店は代わってしまっていて、新しい店ばかりになっている。それでも、お気に入りのラーメン店が今でも路地裏で営業しているのを見つけた時は、瞬時にして心の中に華が咲いた。

「青葉」。今でも変わらぬ美味しさだった。

羨望の的:堀江謙一

またやってくれました。

堀江さんが世界最高齢(83)でヨットによる単独無寄港の太平洋横断を成し遂げたことで、世界中のメディアが大きく取り上げた。米国ではワシントン・ポスト紙やサンフランシスコ・クロニクル紙、さらにCNNやABCニュース、また英ガーディアン紙やイタリアのラ・レプッブリカ紙、またブラジルやマレーシアの新聞にまで堀江氏の偉業のニュースが躍った。

これはもちろん世界最高齢という記録だったこともあるが、世界中の人が「自分がこの歳になった時にできるだろうか」と自問したときに、「堀江さんには敵わない」と思い至ったからで、素直に羨望の眼差しを向けたからなのだろうと思う。その中で、歳をとっても自分も少しでも前向きに生きるべきとの思いが交錯したはずだ。

兵庫県西宮市のヨットハーバーに上陸したあと、「精神と肉体を完全燃焼させた。僕はいま青春まっただ中です」とのコメントはさらに多くの人を唸らせた。83歳にして「青春まっただ中です」とはなかなか言えるものではないが、結果を残した堀江氏ならうなづいてしまう。

久しぶりにスカッとするニュースで嬉しくなった。