ぜひNPRを聴いてください

先日、東京丸の内にある外国特派員協会で出会った30代の女性から、次のような単刀直入な質問をうけた。

「堀田さん、英語がうまくなるにはどうしたらいいんですか」

この質問の答えはたくさんあるかと思うが、私がその女性に述べたのは、「とにかく浴びるように英語を聴いてください。その時に日本語に訳さないで、英語をそのまま理解するようにしてください。時間はかかるでしょうが、それが近道だと思います」だった。

具体的には「NPR(米国公共ラジオ放送)を聴き続けてください」と提言した。ご存じの方も多いかと思うが、NPRは24時間、標準的なアメリカ英語を流しつづけているラジオ局で、ニュースもあればトークショーもある。

npr.org

英語を学ぶ上で聴く力は必須である。 いちいち日本語に訳してから理解するという行為は遠回りであるだけでなく、本当に英語を理解することにならない。NPRは24時間流れているので、いつでも耳にすることができる。

最初はいくつかの単語を拾えるだけかもしれないが、だんだんと聴きとれる単語の数が増え、そのうちに文章として理解できるようになるはずである。なにしろ私がそうだったからだ。確かに時間はかかるが、辛抱強く聴き続ければ少しずつわかってくると信じている。

懐かしいモノ:甘食

以前食べてから10年以上も時間がたっているかと思う。先日、スーパーで見かけたので購入し、さっそく口に入れた。子どもの頃を思いださざるを得ない。

あましょく・・・懐かしい!

男性更年期に向き合う

すでに社会的にも認知されてきている男性更年期。更年期障害は女性だけのものではなく、男性もテストステロン(男性ホルモン)の減少によってさまざまな症状が出る。

早い人は40代から症状に現れるが、私はオクテなのか近年になってさまざまな症状が出始めた。女性の場合は閉経前後5年ほどの期間と言われているが、男性の場合はもっと長く続くのが一般的だ。

メンタル面ではうつ症状、イライラ、集中力の低下、不安感、記憶力の低下などで、身体面では筋肉痛、腰痛、関節痛、筋力の低下、肥満、動悸などがある。それ以外にも、寝つきが悪い・眠りが浅い、疲れやすい、性欲の低下、うつ状態に陥りやすい、怒りっぽくなる、汗が止まらないといった症状がでる。

自覚できる限り、近年はほとんどの項目にマルをつけられると胸を張れるほどだが、外見は以前と変わりなく、人と会えば笑顔をつくって会話をするので、「男性更年期にやられている」とは思われない。ただ心の奥底には人に告げられない苦悩が渦巻いているのだ。

男性ホルモンのテストステロンにはやる気を高める働きがあるが、分泌量が減少すれば必然的にやる気も落ちてしまう。それが老年というものだと言われればそれまでだが、まだそうした流れに抗っていたいと思うのも事実。

「さあ、かかってこい」

トランプ勝利:ニューハンプシャー州

米時間23日に行われた米大統領選ニューハンプシャー州予備選で、米メディアは開票率35%で共和党ドナルド・トランプ氏に当確をだした。

現時点(日本時間24日午前11時20分)でトランプ氏は53.6%の得票を得ており、アイオワ州に続いてニューハンプシャー州でも勝利をおさめた。予想どおりの展開で、筆者にとっては少しばかり拍子抜けするが、このままいくと11月の本選挙はますます「トランプ対バイデン」という対決になりそうだ。

トランプ氏の強さの理由は当欄で記したとおり(トランプが強い理由)。

存続の危機:Sports Illustrated

数日前、とんでもないニュースが飛び込んできて、久しぶりに目を大きく見開いてしまった。

米国では「スポーツ・ジャーナリズムのバイブル」とまで言われたスポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド(Sport Illustrated)」が、全従業員の解雇を予定しているというのだ。報道によると、同誌の発行元が親会社に支払うライセンス料を支払うことができなくなったため、社員を解雇する意向だという。

Sports Illustrated Layoffs: Possibly Entire Editorial Staff Let Go

かつては300万の購読者をかかえ、スポーツファン必読の週刊誌だったスポーツ・イラストレイテッド。 日本だけでなく近年は米国でも紙媒体の売り上げは伸び悩んでおり、2018年までは週刊誌だったが、20年からは月刊誌になっていた。私が米ワシントンに住んでいた時(1982年から2007年)、同誌を購読していたのを覚えている。他の媒体では見られない斬新な写真が多く、記事もしっかりした取材をしたうえで書かれていた。

ただネットの興隆はあまりにもすさまじく、紙の雑誌は次第に消え去る運命にあるのかもしれない。実は、同誌はデジタル版( Sports Illustrated )も出しており、こちらの読者は着実に増えていて、昨年12月のネット上での訪問者数は5000万人を超えていた。この数字は4年前の2倍だが、多くの記事は無料であるため、それが売り上げの上昇には直結しなかった。

1954年創刊なので今年で70年目を迎えており、なんとか存続してほしいと思うが、時代の流れはその願いに逆行しているようだ。