男性更年期に向き合う

すでに社会的にも認知されてきている男性更年期。更年期障害は女性だけのものではなく、男性もテストステロン(男性ホルモン)の減少によってさまざまな症状が出る。

早い人は40代から症状に現れるが、私はオクテなのか近年になってさまざまな症状が出始めた。女性の場合は閉経前後5年ほどの期間と言われているが、男性の場合はもっと長く続くのが一般的だ。

メンタル面ではうつ症状、イライラ、集中力の低下、不安感、記憶力の低下などで、身体面では筋肉痛、腰痛、関節痛、筋力の低下、肥満、動悸などがある。それ以外にも、寝つきが悪い・眠りが浅い、疲れやすい、性欲の低下、うつ状態に陥りやすい、怒りっぽくなる、汗が止まらないといった症状がでる。

自覚できる限り、近年はほとんどの項目にマルをつけられると胸を張れるほどだが、外見は以前と変わりなく、人と会えば笑顔をつくって会話をするので、「男性更年期にやられている」とは思われない。ただ心の奥底には人に告げられない苦悩が渦巻いているのだ。

男性ホルモンのテストステロンにはやる気を高める働きがあるが、分泌量が減少すれば必然的にやる気も落ちてしまう。それが老年というものだと言われればそれまでだが、まだそうした流れに抗っていたいと思うのも事実。

「さあ、かかってこい」