キャサリン・タイ通商代表来日

4月20日午前11時、日本外国特派員協会の記者会見に現れたキャサリン・タイ米通商代表部(USTR)代表。1時間にわたり、記者から質問を受けた。

私はUSTRが最近になって、中国にFTA(自由貿易協定)を求めないというスタンスでいる理由を問うた。関税引き下げというアプローチは今はもう機能しないというのが米政府の考え方で、最近は「新しい物語をかく」という姿勢に変わってきている。

従来型の関税撤廃と自由化の追求は、中国に非市場的慣行を行わせることになり、貿易問題を解決することにはならなかったというのがタイ代表の見解。

「米国は貿易政策を革新する必要がある」

これまでとは違う、新しい貿易政策を模索しているという。今後の米政府の出方に注目したい。