大谷翔平の本当の夢

久しぶりに帰国した大谷翔平が強化試合で大活躍している。彼の動きをテレビ画面で観ながら、「彼が本当に目指しているものは何なのか」という疑問が心中にわきあがり、ずっと考えていた。

すでに世界のトップ選手になった大谷だが、ただ漠然とプレーをしているわけではないはずだ。かなり高い目標を定めていて、それに向けて日々努力をしているのではないかと思う。少しネットで彼のことを調べると、高校1年時に「目標達成シート」というものを作っていた(下図)。

大谷翔平の目標達成表
高校1年時の「目標達成シート」

ちょうどシートの中央に「ドラ1 8球団」と書かれた枠が確認できる。これはもちろん「8球団にドラフト1位指名される」ということで、高校1年ですでに高い目標を掲げていた。そこにはまだ大リーグに行くということは書かれていないが、たぶん後年に別バージョンの目標達成シートをつくり、大リーグでの活躍を記しているのだろうと思う。

いま思うのは、野球人としての究極的なゴールをどこに据えているかである。大谷のことだから、ボンズが2001年に作った73本塁打を超える数字と、同じ年に投手として30勝をあげるくらいのことは想定しているかもしれない。

たぶん本人は言わないだろうが、私はそれくらいのことは考えていると思っている。