40年モノ

何が「40年モノ」かといえば、下の目覚まし時計である。

私はこの時計を40年も使いつづけている。というのも、いまは亡き母が1982年、私がアメリカに留学にでる時にもたせてくれた品なのだ。以来、ずっと枕元に置いてある。

すでに外枠の白い部分は黄ばんでいるが、愛着のある時計なので新しいものに買い替えようとは思わない。しかも正確なのだ。40年がたっても遅れたり進んだりということがないので、時間を微調整した記憶はない。電池の交換も数年に1回でいいので、さすが「セイコー」と言わざるをえない。

どこまで動きつづけるのか。私の寿命がさきに来てしまいそうである。