最近不満に思うこと

最近、テレビを観ていてイライラすることがある。それはテレビ画面の上下に文字テロップがやたらと増えたことにある。

「何をいまさら」と思われるかもしれない。この傾向は過去10年くらいは続いているのだが、個人的には最近になって以前よりも気になりだした。テレビ局が出演者の発言や状況の説明をするためにテロップを多用することはわかる。ただ、多い時は上下だけでなく画面の左右にも文字がならび、さらに出演者の顔がワイプで抜かれていたりするため、本来の映像の半分くらいしか見えないことがある。特にバラエティー番組では顕著だ。

全体像をスッキリと眺めることが難しくなってきており、「昔に戻してほしい」と思うことしきりである。

さらなる不満はテロップの色が赤、青、黄といった複数のカラーにしてあるため、目障りである。テレビの映像をもっとシンプルに、美しく、すっきりと観たいと思っている私にしてみると、不愉快である。「美的センスの欠落」と言ってもいいかと思うが、局側にしてみると「目立てばいい」という思い入れが勝るようで「アーアアア」という声がでてしまいそうにいなる。

ただテロップが使われる一つの真っ当な理由として、耳の不自由な人がテレビを見る時にわかりやすくなる点が挙げられる。それは理解できるのだが、画面の「ゴチャゴチャ感」「ガチャガチャ感」をなんとかしてほしいと思っているのは私一人だけではないだろうと思っている。