米中対立:中国の切り札はレアアース、慌てる米国防総省

2021年のクリスマス直前、中国は世界戦略の一環と目される新しい事業を公表した。レアアースの採掘分野でビジネスを展開している大手企業3社の合併である。

世界的にも大手といえるレアアース3社が統合されることで、アジアにおける中国の同分野での優位性がさらに高まることになる。今回の統合によって中国はレアアース市場での独占を目指しているとの指摘もある。それにより、企業規模と競争力の観点から、同企業は「空母」に匹敵するとの比喩が使われてさえいる。

そもそもレアアースの現状はどうなっているのか。レアアースは標準的なスマートフォンから最先端の軍事機器に至るまで、ほぼすべての電子機器に不可欠な金属である。ユウロピウムやネジウムといった計17種類の希土類元素を指し、総称がレアアースだ。

文献によって数字は異なるが、中国が世界のレアアース供給量の約8割を占めているとの見立てもあれば、米政府内の科学研究機関である米地質研究所(USGS)は、世界の生産量の58%が中国であるとしている(続きは・・・米中対立:中国の切り札はレアアース、慌てる米国防総省)。

ドストエフスキーへの敬慕

今朝の朝日新聞の天声人語に、ドストエフスキーの賭博へのこだわりが書かれていた。ドストエフスキーが19世紀に生きたロシアの文豪であることは誰もがしるが、大の博打好きであったことはあまり知られていない。

しかも負けては借金をし、そしてまた負けるを繰り返していたという。借金返済が執筆の原動力になっていたとも言われている。出版社からも前借りをし、妻の指輪やコートを質にいれてもなお、博打から逃れられなかったようだ。その中で、『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』などの名作を残した。あれだけの作品を後世に残した偉業を考えると、賭博に溺れたことは帳消しにできるようにも思える。

天声人語の中で、村上春樹氏の言葉が引用されている。

「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」

私は恥ずかしながら、後者に属する。学生時代に読み始めはしたが、最後まで読み切れなかったことを覚えている。途中で投げたことをこれまで後悔したことはなかったが、今朝の天声人語を読んで、再びトライしてみようかと思っている。

ひとつのヒミツ

ヒミツというわけではないですが、私は両手で箸を使えます。自宅で食事をする時はほとんどの場合、左手を使っていますが、外で食事をする時は右手を使います。なぜなのか。

もともと右利きなので、箸もペンも、ボールを投げる時も右手を使ってきましたが、ある時をきっかけに左手も使うようになったのです。それは2007年に起きた出来事がきっかけでした。

いまは亡き母親が脳梗塞を発症して、右半身が麻痺して自由が利かなくなったのです。左脳に損傷をうけたため、言葉も交わすこともできなくなりました。右手が使えないため、左手でスプーンをもって食事を口に運びます。不憫でしたが、病気の後遺症として受け入れるしかありません。

その時、「左手しか使えないのであれば、私も一緒に左手を使おう」と思いたち、左手で箸を使うようになったのです。今から考えるとたわいもないことですが、当時は「母親と何か一緒に」との思いがあり、左手で箸をつかうことに固執しました。その後、母親が他界しても左手で箸を使うことは続けました。

ですから過去14年ほど、左手を使っているのです。最初の数カ月はぎこちなく、豆をつかんだり、麺をはさんだりすることは大変でしたが、さすがに14年もたつと右手と同じように使えます。ただこれまで、妻以外に「箸の両利き」を見せたことがないので、周囲の人はほとんど知りません。

外食では右手を使っていますし、両手で箸を同時にもつこともないので「隠れた特技」として秘めたままにしてあります。ただ今日、当ブログで明かしてしまったので、「見せてください」との要望がこれからあるかもしれないですが、、、、。