ドストエフスキーへの敬慕

今朝の朝日新聞の天声人語に、ドストエフスキーの賭博へのこだわりが書かれていた。ドストエフスキーが19世紀に生きたロシアの文豪であることは誰もがしるが、大の博打好きであったことはあまり知られていない。

しかも負けては借金をし、そしてまた負けるを繰り返していたという。借金返済が執筆の原動力になっていたとも言われている。出版社からも前借りをし、妻の指輪やコートを質にいれてもなお、博打から逃れられなかったようだ。その中で、『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』などの名作を残した。あれだけの作品を後世に残した偉業を考えると、賭博に溺れたことは帳消しにできるようにも思える。

天声人語の中で、村上春樹氏の言葉が引用されている。

「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」

私は恥ずかしながら、後者に属する。学生時代に読み始めはしたが、最後まで読み切れなかったことを覚えている。途中で投げたことをこれまで後悔したことはなかったが、今朝の天声人語を読んで、再びトライしてみようかと思っている。