いまさらながらのワクチン:新型コロナ(44)

先週のニュースを持ち出して恐縮だが、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、「(6月のコロナ感染による)死亡者の99.2%はワクチン未接種の人たちでした。ですから(接種さえしていれば)防げたのです。(亡くなられたことは)大変悲しいことでした」と話し、いかにワクチン接種が重要であるかをあらためて強調した。

ただアメリカでも、ワクチン接種に積極的な人とそうでない人たちがいる。それは政治的な分極と関係があり、民主党支持者の93%がワクチン接種の推進派だが、共和党支持者の49%だけがワクチン支持者という数字がでている。

ワクチン接種は自分自身をコロナから守るだけでなく、家族を含めた他者を感染させないという意味でもたいへん重要である。あらためて、できるだけ全国民が接種することを望む。