東京千代田区にある日本外国特派員協会に設けられたパブリック・ビューイングの会場。
「令和」
新元号が告げられても歓声もため息もなく、外国人記者や日本人メンバーは淡々とスクリーンを見つめた。
友人のスイス人記者は、「外国人はほとんど関心ないから」と冷たい反応。他国には元号がないので捉え方がちがう。当たり前といえば当たり前だが、プロのカメラマンがしきりにシャッターを押したのと同時に、他の参加者が自分のスマホで写真を撮ることに忙しかったのが印象的だった。
令和をアルファベットにすると「Reiwa」か「Leiwa」のどちらかになる。アメリカ人と話をすると「R」で落ち着いた。
しばらくすると、英メディアは「Reiwa」の表記で記事を書き始めていた。