2020年米統領選(6)

バーニー・サンダーズが戻ってきた。

bernie2.20.19

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77歳であっても「諦める」という言葉を知らないかのように、2度目の大統領選に出馬してきた。これで民主党からの主要候補は7人目となる。地元バーモント州のラジオ局のインタビューに答える形で出馬を表明。いかにもサンダーズらしい場所で選挙戦に打って出てきた。

さらにトランプを非難する言葉使いもサンダーズらしい過激さで、一般紙ではコメントをさしかえるほどの内容だが、ここでは記したい。少しばかり顔を紅潮させて言った。

「トランプは病的虚言者だ。人種差別主義者だし性差別主義者でもある。そして同性愛者嫌いで、外国人嫌いだ」

80年代、90年代にこれだけ過激な言葉を口にすると敬遠されたものだが、過去10年ほどは米社会のリベラル派が急進的な動きをみせているので受け入れられている。

ギャラップ社はそんなサンダーズが候補のトップグループに入っていると指摘。今後の動きに注目したい。(敬称略)

これまで出馬表明した主要候補を上から日付順に列挙。

フリアン・カストロ(44:前テキサス州サンアントニオ市長)1月12日表明

カースティン・ジリブランド(52:ニューヨーク州上院議員)1月15日表明

カマラ・ハリス(54:カリフォルニア州上院議員)1月21日表明

コーリー・ブッカー(49:ニュージャージー州上院議員)2月1日表明

エリザベス・ウォーレン(69:マサチューセッツ州上院議員)2月9日表明

エイミー・クロブチャー(58:ミネソタ州上院議員)2月10日表明

バーニー・サンダーズ(77:バーモント州上院議員)2月19日表明