2020年米統領選(4)

米時間9日、民主党からもう1人、有力候補が出馬表明をした。マサチューセッツ州上院議員のエリザベス・ウォーレンだ。

warren7.20.15

(2015年7月20日号の『タイム』誌の表紙)

昨年大晦日に出馬のための準備委員会を設立したと発表していたので、出馬は時間の問題とされていた。オクラホマ州出身で、12歳の時に父親が心筋梗塞で倒れ、アルバイトで家計を助けながら学校に通った人である。

学生結婚をし、子供を育てながらロースクール(ラドガーズ大学法科大学院)に通い、のちにハーバード大学法学部教授にまで上り詰める。そして2013年から上院議員になり、大統領選への出馬を視野に入れはじめた。ハーバード大学で教鞭をとっていた時は契約法や破産法を教えており「大変厳格だが思慮深く、思いやりのある先生」との評がある。しかも当時、同大教授の中では唯一、州立大学出身で、優秀さが際立っていた。

子供時代の境遇もあり、金持ちと低所得者との賃金格差や社会の分断の是正を訴えている。彼女のような人が大統領になると、本気で格差をなくすために諸策を講じるだろうと思う。

人間としてたいへん信用のできる候補だが、それだからと言ってウォーレンが大きな支持を得られるかどうかは別問題だ。ただ彼女の訴えは理になかっている。(敬称略)

 

これまで出馬表明した主要候補を上から日付順に列挙。

フリアン・カストロ(44:前テキサス州サンアントニオ市長)1月12日表明

カースティン・ジリブランド(52:ニューヨーク州上院議員)1月15日表明

カマラ・ハリス(54:カリフォルニア州上院議員)1月21日表明

コーリー・ブッカー(49:ニュージャージー州上院議員)2月1日表明

エリザベス・ウォーレン(69:マサチューセッツ州上院議員)2月9日表明