「衝撃的な数字」と呼んで差し支えないだろう―。

米金融機関バンクレート社が9月下旬に公表した報告書によると、米国で過去1年、年金の積み立てを取り崩した人が 約3000万に上ったというのだ。

同報告書にはさらに驚くべき内容が記されていた。回答者のなんと93%が、年金だけで生活することは「すでにファンタジーの世界になった」と回答した(過去1年で3000万の米国人が年金を取り崩した:日経ビジネス )。

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Photo courtesy of the PresidentPost

「海を越えるためにボート乗船代として1人3000ドル(約36万円)も請負業者に支払ったんです。(トルコからギリシャに行くために)エーゲ海を渡るにはしっかりしたゴムボートが必要でしたから。そこからドイツまで、さらに1人4000ドル(約48万円)も請求されました」

ユーチューブにアップされた映像の中で、中年のシリア人男性が早口でまくしたてた。中東シリアではいま、内戦によって多くの国民が国外に追われ、難民となっている(シリア難民を標的にした悪徳請負業者の行状)。

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Photo courtesy of Faithit

米国で今後、合法的に大麻(マリファナ)が吸えるようになるかもしれない―。

いきなりで恐縮だが、この文章はかなり大ざっぱである。米国の大麻の現状を正確に表していない。

読者の方は大麻と聞くと、「州によっては嗜好品として吸えたのではないか」、「医療目的としてはすでに合法化されていたはず」、「多くの人が昔から気軽に吸っていた」といった疑問をもたれるかもしれない(次期大統領と共に問われる大麻の是非:日経ビジネスオンライン)。

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大麻草 Photo courtesy of Cannabis Culture

突然、思い立ってカンボジアに行くことにした。

行く先をカンボジアに決めたのは、 アンコールワットを見るためだけではない。急速な経済発展を続ける東南アジアのイマを見ておきたいと思ったこともある。

一方で、カンボジアはタイやベトナムよりも素朴さが残っているような印象があった。アジアらしさと言えばいいのか。そのアジアらしさに触れるのも、今回の旅の目的だった(番外編:カンボジアから自転車が消えたわけ )。

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2030年頃から地球はミニ氷河期に突入するー。

英ウェールズで7月9日に開かれた王立天文学会で英国の研究者が驚くべき発表をした。今後15年ほどで、太陽の活動が60%も減衰するというのだ。

英テレグラフ紙を含めたメディアは「ミニ氷河期に突入」というタイトルの記事を打った(地球は2030年からミニ氷河期に入るのか?)。

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Photo courtesy of Gogreencanada