少なすぎる女性経営者

「エー、まだこのレベルなの?」

昨日(2月23日)、ネット上でフォーブス・ジャパン(Fobes Japan)を読んでいる時に思わず呟いた言葉である。

日本の上場企業の女性経営者(代表権をもつ取締役)の割合が、いまだに1%でしかないというのだ。あまりに少なすぎないか。日本では女性経営者が少ないと以前から言われていたが、いまだに1%でしかないという。

記事では、調査対象にした企業3838社のなかで、代表取締役の女性は62人しかいなかった。計算すると1.6%。大手企業の取締役に女性が就任するというだけでいまでもニュースになったりするので、これが普通のこととしてニュースにならないような社会にならないといけない。

それでは米国ではどうなのか。「フォーチュン500社」のトップの男女比を調べると、女性の比率は10.4%だった。女性の社会進出が日本よりも進んでいるかに思われている米国でも、実際には1割でしかないのだ。働いている女性は日本でも米国でも多いが、大手企業の取締役にまで上り詰める女性はほんとうに一握りであることがわかる。

米国で男女平等を推し進めている団体「カタリスト」のジェニファー・マッコラム代表は同誌にこう述べる。

「変化のペースは氷河期のように遅い」