みぽりんの死

女優で歌手の 中山美穂さんが入浴中に不慮の死をとげた。私は彼女が活躍していた時期はちょうどアメリカにいたので、その活動をよく知らないのだが、風呂場での予期せぬ死というものに、あらためて命の儚さを思い知らされている。

その人が著名人であろうが無名な人であろうが、死というものの前では皆平等である。死は悲しいものだが、考えようによっては「美」と解釈できなくもない。ドイツ出身の小説家、トーマス・マンが次のようなことを言っている。

命というものは、儚いからこそ、尊く、厳かに美しい

ご冥福をお祈りしたい。

第三次世界大戦はすでに始まっている?

日本のメディアではまだ広く報じられていないが、欧米メディアではいま「第三次世界大戦はすでに始まっている」という論調の記事が数多く発表されている。この指摘が本当であれば、恐ろしいことで、注視しなくてはいけない。

フォーブス誌のブライス・ホフマン氏は、シリアでのアサド政権の崩壊が、増え続ける世界的な紛争の関連性を浮き彫りにしていると記した上で、「深く考えたくない厳しい真実が明らかになっている。それは 第三次世界大戦がすでに始まっているということだ」と記した。

さらにウクライナのヴァレリー・ザルジニー 元軍事総司令官 は、ロシアの独裁的同盟国がウクライナ戦争に直接関与することは、第三次世界大戦が始まったことを意味すると指摘。またJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン経営最高責任者(CEO)も「第三次世界大戦はすでに始まっている。すでに複数の国家が戦闘に入っており、リスクは並大抵ではない」と発言した。

複数の地域戦争は一見するとバラバラのように見えるが、関連性があり、今後拡大の傾向があることから、多くの国がこの渦に巻き込まれていくという見立てだ。大国が直接、または間接的に関与することで、紛争が連鎖的に多くの国に影響を与え、かつての世界大戦の初期段階と同じような軌跡をあゆむ可能性があるのだ。

マクロン仏大統領を含む複数の欧州諸国のトップは今後数年以内にロシアとの本格的な戦争が起こる可能性があると警告しはじめていることも見逃せない。

有料の救急車

救急車の有料化が話題になっている。

三重県松阪市では今年6月から、救急車を呼び、患者が入院にいたらなかった時、 保険適用外の「選定療養費」として1人あたり7,700円(税込)を徴収しはじめた。そして今月2日から、茨城県でも救急車を呼んで患者に緊急性がないと判断された場合、1100円から1万3200円が請求されるようになった。

これまで救急車は税金で賄われるため、「無料」という認識があったかと思う。だが、救急車の要請件数が増え、地域によっては無料ではたちゆかないレベルにきたということなのだろう。ちなみに、茨城県の場合、昨年の救急搬送件数は14万件を超えたという。この傾向は全国レベルで広がると思われるので、これからはどの地域でも「救急車を呼んだら搬送料をチャージされる」と思っていた方がいいかもしれない。

ただ、私は米国で25年間生活した経験があるので、救急車を呼ぶと「おカネがかかる」というのは当たり前という認識である。首都ワシントンで生活していた時、幸いにも救急車にお世話になったことはなかったが、米国では日本よりもはるかに高額な搬送料がチャージされる。

いま調べると、1回の搬送料は500ドル(約7万5000円)から3500ドル(52万5000円)で、保険で賄われることもあるが、自己負担であればかなりの額になる。かつては米国でも無料だったが、1985年にシカゴで有料化がはじまり全米に広がった。米国は広いので、地域差だけでなく、どれほどの距離を搬送されたのか、さらに受けた医療レベルによっても値段が違ってくる。

救急車は社会生活においてはなくてはならない医療サービスなので、できるだけ低額に抑えていただきたいものである。