心の痛みのごまかし方

今日(8月22日)の朝日新聞朝刊に作家の金原ひとみ氏(39)の記事がでている。一人称で自分が書いたのか、インタビューした内容を記者が一人称でまとめたのかはわからないが、気取ったところがなく、ありのままの自分をストレートに出している。

まず金原氏は、幼稚園の時から休みがちの子どもで、小学校4年の頃にはもう学校にいかなくなったという。そして中学校の時にリストカットをし、20代では摂食障害と、「問題児」がよくやることをすべて経験してきたかのような子どもだったようだ。そして小説を書くことが自分にとっての対症療法だったと述べる。そしてこう書く。

「学校に行くのがつらかったり、集団生活になじめなかったりしているならば、とにかく自分が息のしやすい場所を大切にしてほしい。ゲーム、漫画、小説、何でもいいです」

そして現実的なアドバイスとしてこうも述べる。

「生きる苦痛の根本的な解決など誰にもできなくて、皆、それなりに生きているものなのかもしれません」

この言葉に救われる人は多いかもしれない。