空飛ぶクルマ

Photo courtesy of Top Gear

8月に入り、「空飛ぶクルマ」についての記事が新聞各紙に掲載されている。

というのも、東京都が空飛ぶクルマの社会実装を目指すプログラムを提案して公募したところ、三菱地所と日本航空、兼松による3社のプロジェクトが採用されたからだ。実証事業は今年度から3年がかりで行うもので、空を見上げれば車が飛んでいる風景が日常になる可能性は十分にある。

都心のオフィスビルの屋上にヘリポートを設置して、誰でも普通に空を飛べるようになれば、地上での交通渋滞が緩和されるだけでなく、最も速くて快適な交通手段を手に入れられることになる。

実はスロバキアなどでは、すでに実用化に向けた試みがなされている。スロバキア運輸局は 70時間の飛行テストと200回以上の離着陸を終えた「エアカー」に、正式な「耐空証明書」を発行したほどで、空飛ぶクルマの実現がすぐそこまできている。

2人乗りの「エアカー」はBMWのエンジンを搭載しており、時速118キロで飛行できるという。開発者は「中距離の移動を永久に変える能力を最終的に確認した」と述べており、本当に空を見上げればクルマが飛んでいる光景が日常になるかもしれない。