焦りはじめたトランプ:2020年大統領選(47)

新型コロナウイルスに感染したトランプ氏が焦りだしている。

すでに「免疫を獲得して、他者を感染させることはない」とツイッターでつぶやいたが、いまだに陰性になったという報道はない。そんな中、本人はほぼ1週間、遊説活動ができなかったことでかなり焦りを感じているようだ。バイデン氏との支持率の差も開いてきている。

トランプ氏は12日から遊説活動を再開させ、11月3日の投票日までほぼ休みなしで全米を飛び回りたいと選対本部に告げているようだが、スティーピエン選対本部長もコロナに感染しており、同氏がどれほど動けるかは判断できない。同本部長はツイッターでのつぶやきが少ないので、あと3週間、トランプ氏をどう動かすのか。

ただトランプ氏本人は本気で毎日動き回るつもりでいるとの情報が入っている。周囲は「自殺行為だな」と言っているという。コロナ感染後、大統領は米時間12日にフロリダ州オーランド市郊外で遊説をスタートさせ、翌13日にはペンシルベニア州、14日にはアイオワ州に飛ぶ予定だ。

大統領の周囲にさらなる感染者が増えないことを祈るだけである。