69歳とは思えないエネルギッシュな話しぶりはテレビで観たとおりだった。
米アイオワ州西部の都市カウンセル・ブラフスでの集会に現れたドナルド・トランプ。過去半年以上、毎日のように演説をし、早口でまくし立てているにもかかわらず、声は擦れていないし、いまにも格闘技の試合にでられそうなほどの勢いがある。
言っている内容は、相変わらず独善的で強健的だが、支持者にはそれがたまらないらしい。
倫理的に正しくなくとも、物事を強引にねじ伏せられる力を誇示している。強くなければイスラム国には勝てないという論理だ。
ほとんど熱狂的といえるほどの声援が耳に残った。
演説が終わったあと、支持者とカメラマンに囲まれてトランプは埋もれた。ただ、集会終了後から20分以上も支持者の帽子やTシャツにサインをしていた姿が印象に残った。