メンバーの1人である政治家が「大学卒業センター試験」を作って、すべての大学生に受けさせてはどうかというアイデアを口にした。
「入試センター試験」の卒業版で、すべての大学生が卒業前に受ければ、大学間の格差が多少なりとも是正されるかもしれないとの発想である。
日本ではいまだに出身校への偏重が強い。「どの学校(高校・大学)を出たか」がもっとも重視される風潮は依然として続いている。卒業センター試験が現実のものになれば、学校名ではなく在学中に培った学力や教養が重視されるのではないかとの思いだ。
企業が学生を採用する時は学校名ではなく、卒業センター試験の成績をもとに採用する流れをつくる。もちろんアイデアの段階に過ぎないが、悪くない考え方だ。
何度でもやり直しのきく社会・・・そうあるべきである。
Photo courtesy of Strathmore Uni.