原稿を書いている時、いつもではないが音楽を聴いていることがある。
「その方が効率がいい」というわけではない。「それでも仕事ができるから」といった方がいいかと思う。科学的に音楽を聴きながらの方が効率があがるかどうかはわからない。ボリュームを抑えていれば、十分に仕事はできる。
そんな時、Youtubeはありがたい。自宅で仕事をする時はいつもパソコンを2台使うので、1台からは音楽が流れていることが多い。作業用のBGMによっては4時間以上もノンストップで曲が流れ続ける。
私の音楽の嗜好はかなり広範でジャズからクラッシック、そして昨日リリースされたばかりのロックといったぐあいである。ただヘビメタだけは体がうけつけない。
昔の曲も悪くはないが、最近はイマの時代のものを聴きたいという欲求が増している。昨晩、世界で最も視聴されている曲(Youtube)は何かと思って調べてみた。
2012年にリリースされたダンス・ミュージック「江南(カンナム)スタイル(GANGNAM STYLE)」(PSY:サイ)だった。いまさらこの曲の説明はいらないだろう。再生回数は現在までで24億7900万回を超えている。
韓国人歌手がここまで世界中で聴かれるとは本人も思っていなかったはずだ。
第2位がテイラー・スウィフトの「ブランク・スペース」。誰しもが知る歌姫だ。再生回数は13億5700万回。3位がウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」で12億6900万回。いま世界でもっとも聴かれているラッパーである。
第4位はジャスティン・ビーバーの「ベイビー」、12億6100万回。第5位はマーク・ロンソンとブルーノ・マーズが共演した曲「アップタウン・ファンク」。再生回数は12億2900万回。
トップ5はいずれも12億回を超えている。お気づきかもしれないが、全曲ダンス・ミュージックである。実に多くの国で音楽は体を動かすものというイメージがある。
というより、「世界中の国」といっても過言ではないほどダンスが文化の中に溶け込んでる。南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、中東からインドなど、音楽イコールダンスと呼んで差し支えないほどダンスカルチャーが根付いている。
そういう意味で、日本は沖縄などを除いてお酒がはいった時でも踊る人は少ない。
けれども、それもまた文化である。