復活!

消えたブログの内容が復元されました。

懇意にしているコンピューター会社に、「ブログが1カ月分消えてしまいました。元にもどるでしょうか」と訊くと、「データは残っているはずです。対処します」という頼もしい返事。 

無事に復元されて、ふたたび書き始めることにいたします。

今後ともよろしくお願いいたします。

       

一時中止

大変残念ですが、ブログの更新を一時中止いたします。

9月中旬から10月中旬にかけてのブログを誰かに消されてしまったためです。調査したのち、再開したいと考えております。

よろしくお願いいたします。

        

金融ブームふたたび

ダウ平均株価が1万ドルを超えた。今年3月9日に底値を打ってから急速な回復をみせている。

しかし、過去20年以上エコノミストによる株価の予想を見聞きしていても、見事なまでに外れることが多いので今後の動きはわからない。本来わからないことをわかったように言うために誤算が生じるのだ。

株価は経済成長と密接な相関関係があるため、上昇をつづければ投資家が資金を市場に投入する動きが活発化することは確かだ。ただ今年の動きをみるかぎり、今後、乱高下のサイクルが早まるようにも思える。

        

               

上げ潮に乗った株式市場は急速に加熱されれば再びポーンと弾けて冷却される時がくる。急速な株価上昇は新たなバブルを生み、それがまた炸裂するというサイクルである。

それだけ社会の金融への依存度が高まっていると同時に、投資家だけでなく一般市民の間にも「楽をして儲ける」という心理が増幅している。いやすでに、アメリカの金融界にまん延するその意識は、金融危機以前に戻ったとみていい(参照:変わらぬ米金融界)

一昔前であれば、「カブ屋と高利がし」という言葉でさげすまれた職種であり業界である。本質的には人のカネを使ってその利ザヤで儲ける商売だが、いまや政府でさえコントロールできなくなるほど肥大化したところに社会的ひずみが潜む。

オバマ政権は規制をかけるつもりだが、自由化と規制の狭間にゆれざるを得ないのが現実の世界だ。今後の展開を確実に読める人はだれもいない。

ノーベル賞受賞のコツ

オバマがノーベル平和賞を受賞したことで、世界中に賛否両論が渦巻いている。

私は「平和賞にあたいするだけの功績はなにも残していない」という考えなので、個人的にオバマへの愛着はあっても、受賞そのものには反対である。今年1月のブログに、オバマはノーベル平和賞を取るかもしれないとは書いたが( 参照:So long, Bush!)、中東和平を実現させてからという注文をつけた。

オバマはいまだにその分野で大きな1歩さえ踏み出せていない。プラハでの核兵器廃絶への大胆な演説が評価対象ともいわれるが、それとて成果という段階にさえ至っていない。前向きな政治姿勢に対してということだけであれば、評価が甘い。「期待賞」ということであれば極めて異例である。

なぜノーベル賞を受賞できたかという点で、私は一つ思いあたることがある。

90年代半ば、ジョージア州アトランタでノーベル文学賞受賞者の集いがあり、取材したことがある。生存する受賞者がほとんど顔をそろえていた。大江健三郎も出席し、彼に話を聞いた。またナイジェリアの詩人、ウォーレ・ショインカとも話をした。

そこでわかったことがある。それはノーベル賞を取るコツとでもいえるものだ。

文学賞の場合、まず英語で多くの作品が出版されていなくてはいけない。さらに重要なのは歴代の受賞者が「次は誰にするか」という時、推薦する権利があり、影響力を持つということだ。大江はショインカだけでなく、他の受賞者を受賞前から知っていた。もちろんこれだけが理由ではないが、ひとつの力にはなる。

今年の平和賞には205人がノミネートされていた。200倍強の倍率でオバマが選出されたのは、オバマに好意的と伝えられる05年受賞者のムハンマド・エルバラダイや、07年に受賞したアル・ゴアの推薦があったからかもしれない。しかしオバマが「自分を推して」とは言わなかっただろう。

いずれにしても、彼には前を向いて走ってほしいだけである。(敬称略)

        

       By the White House

タイフーン・メロウ

 

        

台風18号が本州を過ぎ去った。数日前、秋雨前線とぶつかるので大雨を降らせると聞いた。関東地方には8日の”夕刻”に通過するとも聞いた。どちらも当たらなかった。コンピューターを導入した予報でも、翌日のことさえわからない。株価の動きに似ている。

18号は国際コード名ではメロウという。ご存じの方も多いだろうが、台風やサイクロン、ハリケーンには国際コード名として男女の名前が交互につけられる習慣がある。

メロウと聞くと、多くの方は「芳醇な」という意味を思い浮かべるかもしれない。だが違う単語である。「メロウな音楽」という方は「Mellow」で、今回の台風のメロウは「Melor」。もともとはフランスの聖者の名前だ。

日本は他国にくらべるとたいへん雨量の多い国で、それが豊饒な大地を生むことにつながっている。ただ梅雨や秋雨という言葉はあっても、雨季という言葉はほとんど使わない。

雨季(レイニーシーズン)という表現は、東南アジアやアフリカなど熱帯地方で使われると思いがちだが、国外の書籍には日本にも雨季があると記されていることが多い。しかも、6,7月の梅雨だけでなく秋の長雨も雨季とされるため、日本には春と秋の2回の雨季があると書かれている。そこに台風が加わる。

そう考えると、日本は年間を通して雨が多く、地震も多いが、自然災害に対する防備策が他国より秀でているかと思う。大雨の被害という点では、最近のインド南部の集中豪雨はすさまじく、150万人が家屋を失ったという。

まだまだ台風シーズンは終わらず、19号が発生すれば今度は女性の名前がつけられるはずである。