予想通りの16候補

 自慢のようになって申し訳ないが、6月5日の当ブログで(アメリカ大統領選:共和党からは16人が出馬か)というタイトルを打ち、その通りになった。

6月初旬の時点では10名だったが、ブログで名前を挙げた16名すべてがそろった。

ずっとアメリカ大統領選を追っていれば普通に読めることなので、何も特別なことではない。ただ日本のメディアで、私と同じ時期にすべての16候補を公表したところはない(たぶん)。

大手の報道機関は予測については非常に慎重で、間違ったことを書いた時には記者だけでなく会社の責任問題につながるので、「普通」のことしか書かない。アメリカのメディアが書けば追随する形で乗っかるだけである。

共和党の16名というのは主要候補だけで、ローカルレベルではもっと多くの候補が出馬している。大手メディアが拾わないだけだ。もちろん、名前の通らない候補が全米で支持を集めることはほとんどない。

共和党はあと1人か2人は出馬してくる可能性がある。民主党はヒラリーを含めて現在5名。 現段階でヒラリーが民主党の代表候補になる可能性は9割と述べておく。

共和党は ジェブ・ブッシュが先頭を走るが、混戦である。それでも来年の今頃はヒラリー対ジェブの対決という、あまりにも「普通」な戦いになっていそうな気がする。

2030年頃から地球はミニ氷河期に突入するー。

英ウェールズで7月9日に開かれた王立天文学会で英国の研究者が驚くべき発表をした。今後15年ほどで、太陽の活動が60%も減衰するというのだ。

英テレグラフ紙を含めたメディアは「ミニ氷河期に突入」というタイトルの記事を打った(地球は2030年からミニ氷河期に入るのか?)。

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Photo courtesy of Gogreencanada

安保法制を最高裁にゆだねる

安全保障関連法案が16日、衆議院本会議で可決された。

いまの情勢では11本の法案は参議院も通過するので、日本は実質的な集団的自衛権を得ることになる。

以前にもこのブログで書いたが、私は30年以上前から集団的自衛権は近代国家として当然もつべき権利であると考えているので、結果だけから言えば「OK」だが、首相の安倍が「憲法ハイジャック」をして通過させたという点で同法案には反対せざるを得ない(集団的自衛権のあり方 )。

多くの憲法学者が論じている通り、安倍が述べるような防衛体制を日本がもつためには憲法9条を変えなくてはいけないが、2年前に憲法96条の改正は否定された。その時点で国民は憲法改正に「NO」という答えをだしたわけで、首相はしばらく憲法改正をあきらめなくてはいかなかった。

だが安倍は逆の流れをつくった。強引に川の流れを逆流させたようなものである。

野党はこれから「廃案に追い込む」と批判しているが、実質的にはむりである。私は最高裁に違憲立法審査を要請し、法律を無効にするという手立てが望ましいと考える。

日本の最高裁はこうした案件で違憲との判断を下したことはほとんどない(たぶん皆無)が、アメリカでは最高裁に判断をゆだねることはよくあり、司法のトップに今回の法案の成立過程と憲法9条との兼ね合いを熟慮してもらうのが最善策だろうと思っている。(敬称略)

「今後10年以内にイランがイスラエルを攻撃したら、、、その時に私が大統領だったらイランを軍事攻撃します。そのことをイラン人は知っておいてほしい」

まぎれもなく2016年の米大統領選に出馬しているヒラリー・クリントン前国務長官(以下ヒラリー)が発言した言葉である。ただこの過激な発言は 、ヒラリーガ08年大統領選に出馬した時、米ABCニュースとのインタビューで答えている(男より好戦的な女  ヒラリーが密かに描く世界地図)。

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from the official campaign ad