日本の主要新聞、すべてが誤訳!

日本時間18日の夕刊で、調べた限り全紙が誤訳をしています。しかも1面トップの記事だけに影響は大きい。

アメリカ司法省はトランプのロシア疑惑を捜査するため、元FBI長官のロバート・モラー氏を特別検察官に任命したというのです。

けれども、本当の訳は「特別検察官」ではなく「特別顧問」。英語では「Special counsel」という単語が使われています。特別検察官は「Special prosecutor」。

特別検察官は大統領だけが任命できるもので、犯罪捜査が必要になる場合に登場します。ウォーターゲート事件の時がそうです。

しかし今回は司法省が任命しており、特別顧問なのです。ロシア疑惑では、まだトランプとスタッフに違法性が明確に認められていません。

たぶん、ワシントンの共同通信の特派員がSpecial counselを「特別検察官」と訳して配信し、その他のメディアが追随したのだろうと思います。近年は混同されがちな言葉ですが、違うのです。

ただCNN日本版はちゃんと「特別顧問」と訳していました。

Media appearances

相変わらずトランプ大統領のニュースが世界を駆けまわっています。今晩(16日)はテレビ朝日系のインターネットTVに出演。司会はケンドーコバヤシ氏。明日はワイドスクランブルです。

 

・5月16日(火)9:00pmから AbemaTV(インターネットTV)『AbemaPrime

・5月17日(水)10:25amから(出演は11時過ぎから) テレビ朝日『ワイド!スクランブル

トランプ大統領が弾劾される可能性は50%

当選直後から言われてきたことが、にわかに現実味を帯びてきた――。

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)が弾劾裁判にかけられるかもしれない、ということだ。弾劾裁判は裁判所ではなく連邦議会上院で行われるが、まず下院の司法委員会が弾劾裁判を開くかどうかを決める。

そのためには、国民の声が醸成されなくてはいけない。そして司法委員会が調査を始めるべきかの決議案を採択させるところからスタートする。

最初からシステムの話で恐縮だが、実は米国ではトランプを大統領から引きずり下ろす動きがすでにある(トランプ大統領が弾劾される可能性は50%)。

comey5.15.17

Photo courtesy of EBL news.com

コミー前長官は身長210センチ。トランプへの反撃キックはあるのかー。

Media appearance

今月は海外ニュースに注目が集まっています。フランス大統領選と韓国大統領選の扱いが大きいため、北朝鮮とアメリカの緊張がかすんでいるほどです。以前述べたとおり、両国の交戦はなさそうです。

トランプ関連のニュースが減っていましたが9日、FBIのコミー長官が解任されたので、明日(11日)解説いたします。

 

・5月11日(木)10:30amから(出演は11時過ぎから) テレビ朝日『ワイドスクランブル』