カテゴリー: ニューウェーブ
坊主ふたりと他3名
ショートショートショート
トランプが次期大統領に決まった。自身を含めて、世界が新しいチャプター(章)に突入したという印象が強い。
人生を章立ての本にたとえると、私にとっては間違いなく新しいチャプターに移った瞬間だった。ショートショートショート(写真)は新チャプターの冒頭にくる画像である。
当欄だけでなく、テレビやラジオ、活字メディアでもヒラリーが勝つと言い続けてきた。9割の確率で勝つと言ったテレビ番組もある。見事に外した。トランプが勝った主因は、さまざまなところで説明がなされているが、オバマが大統領になった8年前に比較して、有権者の経済状況が好転していない点に尽きると思う。
トランプ勝利を予測した数少ない学者にエール大学のレイ・フェア教授がいる。彼の予測モデルでは今春から民主党候補(ヒラリー)は勝てないという答えがでていた。
7月から9月の一人あたりのGDP成長率も0.97という低い数字で、フェア教授は10月末になってもトランプ大統領の誕生という流れになると述べた。だが、トランプの暴言や資質という点で、今年は私の予測モデルが外れるかもしれないとも記していた。結果は予測モデル通りだったわけだ。
BSスカパーのニュース番組に9月に出演した時、「ヒラリーさんが負けたら坊主になります」と言った(予測が外れたら坊主)。トランプ当選の夜、同じ番組に出演。
スタジオに行くと、すでに床屋さんが待機していた。
「エッ、今日ですか?」
番組側は半分、シャレのつもりだった、と思う。「本当にいいんですか」「止めてもいいですよ」とも言われた。
だが私はやる気でいた。たぶん潜在的に「短くしてみたい」という思いが隠れていたのだと思う。
床屋さんは言った。
「3ミリですけど・・・」
「5ミリにして!」
ということで、上の写真は5ミリのアタマです。
揺れるピコ太郎
28日午後、有楽町の日本外国特派員協会に現れたピコ太郎。会見室は超満員。
冒頭の挨拶で、「僕ですみません。今まで、こういう会を開くとお客さんはゼロか1人しかいなかったんです」とおどけてみせた。
ピコ太郎の歌「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」は最短曲(45秒)としてビルボード100以内に入ったことで、その日、ギネス世界記録として登録されて表彰式も行われた。
友人のドイツ人記者は、「ドイツでも彼の面白さは伝わるはず」とつぶやいた。
記者会見では、私が最初の質問者として「ジャスティン・ビーバーがツイートしなくともブームは起きていたと思うか」と質問。
「ジャスティンの前から来ていた!特に9GAG(ナイン・ギャグ:ソーシャルメディア)が拾ってからは視聴者が急激に増えた。そしてジャスティンがツイートして、もうミリオン・ミラクルという感じ」
会見では2分間のロングバージョンを披露したが、「次の曲がヒットするわけがない」という現実も理解していて、地に足がついた芸人ぶりを見せられた気がした。
なまピコ太郎は迫力がありました!
Tokyo FM World
東京FMの番組「Tokyo FM World」のスタジオで。パーソナリティーのアンジー・リーさんとケリー隆介さん。
番組リスナーのほとんどは10代と20代なので、いちおうポップなテンポで話を進めたつもりです(radiko.jp)。