今日(9月2日)の朝日新聞朝刊に仮面夫婦の記事が出ている。5回の連載で今日が第一回目。
紹介されている夫婦は10年近く仮面夫婦の状態が続いていて、一緒に住んではいるが、食卓を一緒に囲むこともないという。夫婦には3人の子どもがいるが、夫は育児をほとんどしない。子どもが夜泣きしても起きようとしないし、風呂に入れることもない。休みの日になると夫は妻子をおいてパチンコに出かけた。
夫は実家に帰ると子煩悩な父親を演じ、妻にも優しく振る舞った。妻が正面から反論すると当然ぶつかるので、女性は言葉を飲み込んで夫婦関係を維持してきた。だがある時、子どもが学校で問題を起こしたとき、「俺が学校に言ってやる」と息巻いたが、実際に面談が設けられると「俺が行くと大袈裟になる」と言って逃げた。
女性は当然、離婚を考えたが、現実問題として離婚したあと、暮らしていける自信はなかった。離婚後の年金分割を調べると50・50でないことがわかり見送った。離婚届は今もキッチンの引き出しにあるが、実際には動いていない。
こうした夫婦は一体どれくらいいるのだろうか。いまネットで調べると、20代の仮面夫婦は23.5%で、40代になると29.5%にあがる。こんなに多いのかという印象だが、別れることの経済的負担を考えるとなかなか離婚に踏み切れない人がいるようだ。特に女性が抱える問題は大きい。
朝日で紹介されていた夫婦の女性は「私に経済力や住む場所があったら別れたい」と述べた。これが多くの女性の本音かもしれない。改めて現実的な夫婦関係というものを考えさせられた。