これほど嬉しいニュースがあるだろうか。これまで保守的、閉鎖的と言われてきた将棋界に、初めて女性の棋士が誕生するのだ。女性がこれまで一人もプロ棋士になっていなかったというのも驚きであるが、西山朋佳氏がプロとして将棋を指すとことがいかに狭き門だったかがわかる話である。

Photo courtesy of Japan Shogi Federation
棋士という言葉は、一般的には将棋を指す人のことをいうのだが、将棋界では日本将棋連盟に所属する4段以上のプロ棋士を指している。というのも、将棋は全国で指されているが、現役のプロ棋士(4段以上)は174人(2026年10月1日時点)しかいない。それほどプロ棋士になることは難しいことなのだ。
ところが、将棋を指す競技人口は全国に約430万人もいると言われている。その中で女性は約10万人。確かに映画やドラマで家の縁側で将棋をさしているのは「ご隠居」と呼ばれるような老年の男性が多く、女性はほとんど登場していない。
西山さん(31)が実際にプロ棋士になるのは2017年4月1日ということだが、男性棋士をどんどん薙ぎ倒して歴史をつくっていってほしいものである。