死刑執行を生き延びた女性

米テネシー州で死刑執行を2回も生き延びたクリスタ・パイク受刑者 (50)という女性に注目が集まっている。

1995年に同級生を殺害して死刑判決を受けたパイク受刑者はずっと服役していたが、今年9月30日に刑が執り行われた。だが、薬物注射が2度にわたって失敗したことで、死亡せずに生きながらえている。それによってパイク受刑者を助けるべきだという声があがっている。ビル・リー州知事は死刑執行を中止して、第三者機関による包括的な調査を命じた。

米国では1976年以降、これまでに1683件の死刑が執り行われているが、そのうち89%は薬物注射によるもので、日本のような絞首刑は主流ではない。州によっては銃殺やガス室、電気椅子などもあるが、薬物注射がもっとも暴力性が低く、低コストであることから多くの州で支持されている。死刑も州によって廃止したところもあり、現在死刑存続州は27、廃止した州は23ある。

パイク受刑者の弁護士であるランディ・スパイビー氏は、同死刑囚の減刑を要求。

「20年以上も独房生活に耐え抜き、薬物注射の投与も生き延びたクリスタは、米国の歴史において、他の誰よりも過酷な刑罰を生き延びた。知事はいますぐに彼女を減刑しなければならない」

私は個人的に死刑廃止論者なので、パイク受刑者に恩赦を与えてもいいと考えている。皆さまはいかがだろうか。