トランプ大統領(以下トランプ)は、ホルムズ海峡で8日に墜落された米軍ヘリコプターは、イランによって撃墜されたと断定。すぐに軍事報復を表明した。
いくら米軍の軍事能力が世界最高であっても、イランの攻撃で最新鋭のヘリコプターが撃ち落とされるのだ。しかもこの事件は、米国とイランが交渉をしていた最中に発生したもので、トランプがイランとイスラエルの停戦合意を仲介したわずか1日後のことだった。それにより新たな対立の高まりを招く恐れがある。
「我が軍から昨夜、ホルムズ海峡上空を哨戒していた米国の高性能アパッチヘリコプター1機がイランによって撃墜されたとの報告を受けた。パイロット2名は無事で負傷者は出ていない。しかし、米国はこの攻撃に対して対応しなければならない」とトランプは自身のSNSに記した。
それに対し、イランのアラグチ外相はX上で次のように反論した。
「我が国の領土付近に展開している外国軍は、人為的ミス、単なる事故、あるいは交戦などで常に危険にさらされている。リスクを軽減する最善策は、彼らが撤退することだ」
この撃墜事件は、4月8日の停戦合意後、イスラエルとイランが初めて攻撃を応酬した後に発生したもので、トランプは両国に対して自制を促しているが、これが本格的な戦争の幕開けにならないことを祈りたい。