トランプ、就任式に習近平を招待

数時間前(12月12日午前)に、トランプ次期大統領が 来年1月20日の大統領就任式に 中国の習近平国家主席を招待したというニュースが流れた。これまで中国の指導者が大統領就任式に出席したことがなかっただけに驚きである。まあ、トランプ氏ならば過去の事例にとらわれず、自身の判断で物事をきめていくことを厭わないので、トランプ流といっていいかもしれない。

このニュースはCBSニュースが複数の情報筋から得た情報として報道したもので、現時点で周氏が招待を受諾したかどうかはわかっていない。

ただ、トランプ氏は先週行われた米メディアとのインタビューで、「今週も習氏と話をしたばかりで、彼とはうまくいっている」と関係が良好であることを強調。それでも11月25日、中国製品には既存の全ての課税に加えて10%の追加関税を課す と発言しており、真意がどこにあるのか明確になっていない。一部の関係者からは米中両国は壊滅的な関税戦争に突き進むとの憂慮も示されており、来年1月にトランプ政権が発足してからどうなるのか見ものである。

それでも、中国の謝鋒駐米大使は今週、米中ビジネス協議会で「私どもは対立よりも対話を、ゼロサムゲームよりもウィンウィンの方向を選ぶべき」という習近平氏の書簡を読み上げている。本当にそうあってほしいものだが、、、。