水原一平:終身刑でもいい?

お騒がせの通訳、水原一平被告(以下水原)が米時間4日、有罪答弁を行い、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪を認めたが、私はどうも釈然としない。

なにしろずっとそばにいた大谷氏の口座から26億円超の大金を借金返済目的で引き出したのだ。いくら大谷氏が超のつく億万長者であっても26億円という金額はとてつもない額である。しかも「大谷のお金を使うことしか思いつかなかった」としゃあしゃあと発言し、普通では考えられないほどの醜悪さを見せつけている。もはや単なる詐欺師というより「極悪の犯罪者」と呼んだほうがいいだろう。

水原は「有罪です」と起訴内容を認め、すでに司法取引に応じているため、量刑は5~6年になると言われている。 本来であれば量刑は33年の拘禁刑になってもおかしくなかった。だが米国では、量刑がガイドラインにそって数値化されているので、初犯で、しかも控訴しないという条件下ではそれくらいの期間になるという。

しかし、である。これだけ世間を騒がせ、自身の雇い主だった大谷氏から26億円もの巨費を盗み、発覚するまで平然としていた悪鬼である。個人的には「こいつはもうシャバに出してはいけない。終身刑くらいがちょうどいい」と思うのだが、皆さまはいかがお考えだろうか。