Hey, you look drip!

今日、仕事場で知人のアメリカ人記者にそう言われた。

私はしばらく意味が飲み込めずに無反応でいたが、すぐに能登地震の話に移ったので、そのあと「you look drip」については何も訊かなかった。

彼との話が終あわった後、私は「drip」についてネットで検索した。25年もアメリカで生活した経験があるが、知人・友人に会ってすぐにこのフレーズが使われた記憶はない。「drip」の本来の意味は「滴る」だが、私は滝のような汗をかいていたわけではない。どういうことなのか。

辞書には本来の意味の「滴る」の他に、スラングとして最近は「カッコイイ、スタイリッシュ」という意味で使われるとあった。

「フー、そうだったのか」

その褒め言葉にしばしニンマリし、今度誰かスタイリッシュな人に会ったときのために胸に忍ばせておくことにした。