東アフリカのいま

東アフリカは今夏、記録的な長期干ばつに見舞われたが、過去1カ月ほどは逆に壊滅的な洪水の被害に直面している。

特にソマリア、ケニア、エチオピア、タンザニアでの被害は甚大で、国連人道問題調整事務所によると、10月1日以降、洪水によって100人以上が死亡し、70万人以上が避難している。

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同地域の降雨量は例年の2倍から4倍で、ソマリアで3番目に大きい都市ベレトウェインでは、町全体が水没したことで人口約25万人のうちの約9割が家を追われたという。

インド洋西部の海面水温が平年よりも高く、さらにインド洋東部の赤道域の海面水温が平年よりも低いと、アフリカ東部に多くの雨を降らせる。またエルニーニョ現象も大雨をもたらす傾向がある。

日本では大きな報道になっていないが、世界的にみれば大災害として支援の手が差し伸べられてしかるべきである 。