ドジャースとドジャーズ

大谷翔平選手の移籍先がロサンゼルス・ドジャーズに決まったことで、どのメディアも大きな扱いをしている。米メディアもスポーツ欄のトップで大谷の去就を報道しているほどだ。

ロサンゼルス・タイムズ紙は「野球界に7億ドル(約1015億円)の掘り出し物などほとんど存在しない」という一文で始まる記事を載せて、改めて大谷の凄さに光をあてた。ただ、私が気になっているのは、ドジャーズの表記である。今年3月、当ブログでドジャーズなのかドジャースなのかといったことを説明させていただいたが(ヤンキース、ドジャース、エンゼルス)、英語では「ス」ではなく「ズ」と発音されるので、私としては歯がゆくてしょうがない。英米人は例外なくドジャーズと発音する。

日本では「ス」の方が発音しやすいという理由からか、「ズ」と濁らずにドジャースと発音されるのが一般的だが、ドジャーズという名前は固有名詞であるため、濁音を使って正確に発音されるべきだろうと思う。

そう思いながら10日夜のテレビ朝日「サンデーステーション」を観ていてハッとさせられた。小木逸平、渡辺瑠海といった出演者がドジャーズと濁音で発音していたのだ。これは番組の打ち合わせの段階で、関係者の指摘によって「ドジャーズでいこう」と 決めたと思われる。

テレビ朝日がこれからすべての番組でドジャーズに統一するのかと思っていると、今朝(11日)の羽鳥さんの番組では再びドジャースに戻ってしまっていた。サンデーステーションだけが例外的にドジャーズを採用したようで、これからは日本全国でドジャーズと発音してほしいことを願う。

「これからはドジャーズ!でいこう」という運動を展開するか?