「ようやく・・・」と言っていいことが起きた。すでにご存じの方も多いかと思うが、新型コロナウイルスの新規感染者数がようやく減少に転じたのだ。東京では8週間ぶりに減ったということである。
昨年末から今年3月にかけて大幅に減り、その後感染者数は一定に保たれていた。だが5月頃から少しずつ増え始めていた。メディアが以前のように感染者数の速報を伝えなくなり、1医療機関あたりの感染者数として報道するようになったことで、全体像がつかみずらくなっていた。春先に1日数人にまで落ちた感染者数は最近、1医療機関あたり10人を超えるまでに増えてきている。
街にでても、いまはマスクをしている人の方が少数派で、電車やバスに乗ってもマスクをしない人が増えた。知らないところで、感染者は増えているとも思える。ただ「コロナに感染しました」という人は、私の周囲にはほとんどいないのも事実だ。
今回の減少に転じたニュースで、多くの方が安堵したかと思うが、専門家はまた増えることもあると警戒を解かない。 いまはお盆の時期で、医療機関が休みのところがあり、それで数値が低くなったとも解釈できるので、引き続き個人レベルでの感染対策を継続する必要がある。