バイデン大統領を窮地に追い込むオミクロン株と原油高

昨年(2021)1月に米大統領に就任したジョー・バイデン氏の前に暗雲が垂れ込めている。

昨秋から同大統領の支持率は下降線を描いてきたが、キニアピック大学が今年(2022)1月12日に発表した世論調査によると、これまでにない33%という低率を記録した。ここまで支持率が下がった原因はいったい何なのか。

2022年11月に行われる中間選挙で、政権与党の民主党は大敗するのか。本稿ではそのあたりを探っていきたい。過去の米大統領がそうであったように、政権発足直後のバイデン氏の支持率は悪くなかった。

世論調査を分析するサイト「フェイブサーティエイト」の統計によると、政権発足直後の2021年1月の支持率は55%。不支持率は37.5%で、順当な滑り出しと言えた(続きは・・・バイデン大統領を窮地に追い込むオミクロン株と原油高)。