PCR検査の必要性:新型コロナ(27)

相変わらず新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。収束という言葉は当分使えなさそうだ。

それは日本だけではない。世界最多の感染者・死者を出しているアメリカでもそうで、PCR検査の陽性者数はすでに628万を超えた。日本のここまでの陽性者数(約5万2200人)の100倍以上なので驚かざるをえない。アメリカの人口が日本の約2.5倍であることを考えても多すぎると言わざるを得ない。

ただ、捉え方を変えると日本は検査数が少なすぎるとも言える。厚労省が14日に発表した数字では、日本のPCR検査数はここまで約144万件。多いようにも思えるが、アメリカのPCR検査数はすでに7000万件を超えている。7000万である。

検査体制だけに目を向けると日本より拡充されていると言える。それでは陽性率はどうなのか。月によっても違うが、直近のアメリカの陽性率は約9%。日本は厚労省が7月31日に発表した数字で6.6%である。だが上記の陽性者数とPCR検査数から算出すると日本の陽性率は3.6%ほどで、発表されている6.6%よりは低いかもしれない。東京都の陽性率(東京都発表)は8月14日時点で5.9%という数字だ。

ここから類推できるのは、日本がアメリカのように数千万人に対してPCR検査を実施したとしたら、感染者はいまよりも桁違いに増えるということである。日本では検査体制がアメリカほど拡充していないこともあるが、日本で検査数が増えないのは、日本人の心中に宿る憂慮が影響しているせいかもしれない。

つまり「感染していることを知られたくない」、「もし感染していたら周囲に迷惑をかける」、「村八分にされる」などなど、症状が軽ければなおさら、検査を受けたくないと考える人がいるということだ。

アメリカでは今、上記の数字でも検査数が足りないとの声が研究者からでているくらいである。定期的に、全国民にPCR検査をすべきだとの意見もあるくらいだ。

安倍首相はマスクを配るのではなく、すべての国民にPCR検査を実施する手配をしてもいい!

イケてるアイス

原宿表参道から脇道に入った
和菓子屋さん「HIGASHIYA man」

今日は午前中にユーチューブの収録があり南青山に。帰り道、甘夏アイスキャンデーの暖簾がでていたので、迷わず入店。手作りの甘さと冷たさで、大きな笑顔をいただきました。

トランプの彫像が刻まれる?

from Trump’s twitter

いかにもトランプらしい発想である。米サウスダコタ州にあるラシュモア山に彫られている4人の大統領に加えて、「自分の彫像を足したい」というのだ。

ラシュモア山に彫られているのは左から初代大統領のジョージ・ワシントン、第3代トーマス・ジェファーソン、第25代セオドア・ルーズベルト、第16代エブラハム・リンカーン。トランプはツイッターで今日、「過去3年半で成し遂げた業績を考慮すると、たぶんどの大統領より(自分を加えることが)いいアイデアだと思う」とつぶやいたのだ。

実はこのツイートには前段がある。今年の独立記念日(7月4日)にトランプは同地を訪れて演説をしている。その時に同州のクリスティー・ノーム知事がトランプの功績を称えながら、あるレプリカをトランプに贈ったのだ。それが4人の大統領の横に「トランプらしき人」が加えられたものだった。

それに気をよくしたトランプは本当に実現するかもしれないと思い込んだようだ。だが、ラシュモア山国立記念公園の管理事務所は「もう彫ることはできません」とコメント。物理的に無理なのか、それともトランプだから無理なのか、真意は後者であるようにも思えるが、、、。(敬称略)

ミンミンゼミの鳴き声

今日、東京駅から仕事場に向かう途中、ミンミンゼミの鳴き声が響いていた。丸の内仲通りといわれる道には背の高い街路樹が植えられている。都会のど真ん中と言える場所だが、春から夏にかけてはセミの鳴き声がうるさいと思えるほどの時がある。

その中でも私はミンミンゼミが大好きで、つい見上げてどこにいるか探してしまう。今日も「ミーンミンミン」という声が聴こえたので、嬉しくなって探したが、かなり高い位置にいたようで見つけられなかった。

小学生の頃、私は普通に虫とり網を手に蝶やセミを追いかけていた。東京中野で育ったが、まだ野原や雑木林が残っていたので、それなりに捕れたものだ。セミではアブラゼミが一番多く、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなどを捕っていた。ミンミンゼミはひと夏に一回、鳴き声を聴けばいいほうで、その時は興奮状態に入って探しに探したのを覚えている。

だが近年、子どもの頃よりもミンミンゼミの鳴き声がこだましているように思えるのだ。少し調べると「近年は都会で増えている」と書かれてあった。理由は記されていなかったが、いまでもあのミーンミンを耳にすると、子どもの頃にタイムスリップした気分になって木を見上げてしまう。心に笑顔をつくりながら、、、。

トランプの自滅に終わるのか(2):2020年米大統領選(37)

前回、当ブログでアメリカ大統領選について書いたのが7月15日(トランプの自滅に終わるのか)。その時、最後に「バイデンの躍進というよりトランプの自滅と述べた方が的確かもしれない」と記した。

その後も状況は変わらず、トランプの支持率は低迷したままだ。支持率を飛躍的に回復させる最善策はコロナを収束させることだが、投票日(11月3日)までに間に合うとは思えない。むしろ現政権によるコロナ対応の悪さが目立ち、バイデンの圧勝という結果に終わるかもしれない。

さらに今日、トランプにとって悪い数字がギャラップ社から出された。7月1月から23日にかけて行われた調査によると、回答者のたった13%だけが「国の現状」に満足しているという結果だった。これほど低い数字は世界同時株安が起きた2011年11月以来のことである。

ただ同時に、共和党の岩盤支持層がトランプをあと押ししているのも事実ではある。「隠れトンラプ支持」と言われる人たちは、何が起きてもバイデンに一票入れることはないだろう。キニピアック大学の世論調査では共和党の84%がいまでもトランプを支持していると回答している。

数字だけを眺めると13%と84%は矛盾する。それは調査対象者と質問の仕方によって数字が変わるからなのだが、今後3カ月、トランプは逆風の中を進まざるを得ないのは間違いない。(敬称略)