「差別意識は病である」

最近、これほど胸に刺さった言葉はない。

誰が言ったかといえば、英プレミアリーグのスター選手、ラヒーム・スターリングである。スターリングはジャマイカ出身で、褐色の肌をもつマンチェスター・シティー所属の名選手で、昨シーズンはFWA年間最優秀選手賞にも輝いている。

そのスターリングが、米ミネソタ州で起きたフロイドさん殺害事件を機に、黒人差別についてBBCとのインタビューで述べたのだ。

「少しばかり陳腐ないい方かもしれないけれど、いま人類が戦っている唯一の病が差別だね」

コロナではなく、差別こそがもっともやっかいな人間の病であると言ったところにインパクトがある。

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