グッときました

17日午前、文化放送でご一緒しました。

私はアメリカ取材から帰ったばかりなので、大統領選の話をすることになっていました。こういう日はゲストの方はどちらかといえば「聞き役」になるのですが、山田さんはエネルギッシュに会話に入ってきます。

専門外の話であっても、リハなどなくともドンドンきます。誰もができる芸当ではないです。グッときました!

逮捕します!

映画やテレビドラマ以外ではなかなか聴けないセリフである。

大統領選の取材でニューハンプシャー州に飛び、連日100キロ以上も走り回っていた。同州を地図で眺めるとアメリカ北東部の小さな州にすぎないが、車で走るとかなり広いことに気づく。

サンダーズ候補の集会を取材するためにホテルから北西に70キロほど走り、次にブダジェッジ候補の演説を聴くために北東に60キロほど走る。そのあとホテルに戻るために数十キロを移動するといった具合である。それだけ走っても同じ州なのである。

現地に入って2日目。ハイウェイを走っていると、背後からヘッドライトをピカッと点滅された。ルームミラーを見ると真後ろにパトカーがきている。制限時速よりはスピードがでていたが、車の流れの中で運転していると思っていた。だが停まれという指示がきた。

路肩に寄せると、すぐに警察官が助手席側の窓にやってきた。窓を開けて、「イエス、サー」と話しかける。

「免許証を見せてください」。どういう理由で私を停めたのか、理由を言わなかった。国際免許証を見せると、「この免許証はこの州では使えません。逮捕します」。冗談を言っているわけではない。警察官は真剣な眼差しだった。

私の脳裏に2つのことが去来した。一つは「生まれて初めて手錠をかけられるかもしれない。やっかいなことになる」であり、もう一つは「これは面白い経験ができそうだ。記事に書ける」だった。

ただ私も言うべきことは言わないといけないと思い、「この車はレンタカーで、空港でちゃんと手続きをして借りている。国際免許証が使えないとは言われなかったし、そうであれば車を貸しだしたレンタカー会社に責任があるはずだ。私に非はない」と一気に言った。そして「私はジャーナリストで、いま予備選の取材をしているところだ」とつけ加えた。

すると警察官は「このままではまた車を停められた時に逮捕されるかもしれないので、空港まで戻ってください」とだけ言って、引き下がっていった。心の中で「エッ、逮捕しないの。もう行っちゃうの?」という思いと同時に「ヨッシ!」との叫びもあった。

そのあとも私は同じ国際免許証を使って同じ車を運転しつづけた。現地を出発する日に空港で返却したとき、警察官に停められた話をすると、「それはおかしい」とだけ言われ、あれはいったい何だったのかとの思いがある。

本当に何だったのだろうか?

ここはどこの国でしょうか

<ノーヒント>

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アメリカ合衆国。東部マサチューセッツ州北部ヘーバリルという都市のダウンタウンです。田舎町ですが、落ち着いたカフェやレストランがあり、和みます。

ニューハンプシャー州予備選の取材に出ていて、しばらくブログの更新ができませんでした。