東京丸の内の日本外国特派員協会で9日早朝に行われたブレックファースト・ミィーティング。
過去2年、ホワイトハウスでトランプを追い続けるスティーブ・ハーマンが今朝の主役で、トランプについて率直に私見を述べた。
ハーマンはボイス・オブ・アメリカのホワイトハウス支局長としてエアフォースワンに同乗したり、大統領執務室で大統領に直接質問ができる立場にいる。
「ニューヨークの不動産業者と交渉する手法で、トランプは他国のリーダーたちと交渉しています。自分は何でも知っていて、誰よりも賢いという意識が強く、決して過ちを認めようとしない。高いリスクをとることを厭わず、交戦的なスタイルを維持しています」
驚かされる内容というより、これまで言われてきたトランプの言動や性格を追認できた点で、トランプは2年たってもトランプのままであることがわかった。ただトランプを傍で見ていることで、素顔の大統領がたいへん饒舌であることも明かした。
「歴代のどの大統領よりも透明性は高いかもしれない」という言葉からも、包み隠さず、何でも話さざるを得ないトランプの性格が見え隠れする。
2020年の大統領選では、「現時点ではトランプが再選すると思う」とかなり早い当選予想を口にしていた。
「大丈夫ですか?」というのが私の返答である。(敬称略)