増えるホームレス、病魔に侵された米社会

年の瀬になって、米政府から暗い内容の報告書が公表された。米住宅都市開発省(HUD)がまとめた「2018年版ホームレス評価報告書」である。

2年連続で米国内のホームレス人口が増えたという内容だ。いまさら米国のホームレス人口が増えたことに驚かれる方は少ないかもしれない。

ただバラク・オバマ政権時代が終わるまで、ホームレス人口は減少傾向にあった。

改善の流れがあったにもかかわらず、ドナルド・トランプ政権になって再びホームレスが増え始めたのだ。

実数にすると55万3000人(続きは・・・経済好調でも増えるホームレス)。

魂を込めて

年末にあたり、今年も当ブログを読んでいただいた方々に改めてお礼を申し上げたい。

「ジェーナリストのエンジン」という名前をつけて、当ブログを始めたのが2007年4月。ワシントンでの25年の生活を終えて帰国した直後のことだ。実は02年から「急がばワシントン」というブログをやっていて、延長線上にこのブログがある。その時期も含めると来年で17年になる。

私にとってブログは日記の延長だった。だが書き始めてすぐに日記とは性格が違うことがわかる。日記は書き手も読み手も自分だが、ブログには読者がいる。いや読者の方に読んでいただくために書くのだ。

年齢をかさね、本来は文章が上手になっていかなくてはいけないところだが、なかなか質をあげていくことは簡単ではない。雑文を書き散らしていると下手になる。

だから20年前に書いた自分の原稿を読んで「今よりもいい」と思うことすらある。最近は努力が足りないということだ。ましてや瞬間の言葉のチョイスが勝負になる放送メディアに出ていると、活字がおろそかになりがちになる。

気を引き締めて、魂を込めて、来年は文章を書いていきたいと思う。

Christmas weeks(最終回)

christ12.24.18

今年のクリスマス・ウィークスの最終回は長野県軽井沢にある「万平ホテル」のクリスマスツリーです。

1894年(明治19年)開業の同ホテルはロビーや廊下こそ何十年も前の佇まいを残していますが、客室は「モダン・レトロ」と呼べる情調があり、綺麗に改装されています。

今年の年賀状はここで書くことにします。