魂を込めて

年末にあたり、今年も当ブログを読んでいただいた方々に改めてお礼を申し上げたい。

「ジェーナリストのエンジン」という名前をつけて、当ブログを始めたのが2007年4月。ワシントンでの25年の生活を終えて帰国した直後のことだ。実は02年から「急がばワシントン」というブログをやっていて、延長線上にこのブログがある。その時期も含めると来年で17年になる。

私にとってブログは日記の延長だった。だが書き始めてすぐに日記とは性格が違うことがわかる。日記は書き手も読み手も自分だが、ブログには読者がいる。いや読者の方に読んでいただくために書くのだ。

年齢をかさね、本来は文章が上手になっていかなくてはいけないところだが、なかなか質をあげていくことは簡単ではない。雑文を書き散らしていると下手になる。

だから20年前に書いた自分の原稿を読んで「今よりもいい」と思うことすらある。最近は努力が足りないということだ。ましてや瞬間の言葉のチョイスが勝負になる放送メディアに出ていると、活字がおろそかになりがちになる。

気を引き締めて、魂を込めて、来年は文章を書いていきたいと思う。